Hue 2.5でHBaseアプリを動かす(成功編)
昨日失敗したHue2.5、ようやく成功したので手順を書いておきます。
Hueのダウンロード
hueのソースコードは http://gethue.com からダウンロードできます。
最新版を使うため、githubにあるソースをクローンしました。昨日ダウンロードしたソースとdiffを取ってみましたが、かなり差分があるようでした。
作業ディレクトリに移動して、git cloneします。
$ cd work
$ git clone https://github.com/cloudera/hue.git
不足パッケージのインストール
足りないパッケージをインストールします。本日追加したのは赤字のantパッケージです。(asciidocは不要かもしれません)
$ sudo yum -y install libxml2-devel
$ sudo yum -y libxslt-devel
$ sudo yum -y install python-devel python-simplejson
$ sudo yum -y install sqlite-devel
$ sudo yum -y install openldap-devel
$ sudo yum -y mysql-devel
$ sudo yum -y krb5-devel
$ sudo yum -y install ant asciidoc
Hueのビルド
続いてビルドします。
$ cd hue
$ make apps
ビルドが終わるまでしばらく待ちます。終わったら先に進んで下さい。
注)このままでは日本語メニューが表示されません。以下を実行して複数言語に対応させておきます。
$ make locales
HBaseの設定
HueからHBaseに接続するためにはThrift経由で行う必要があります。予めThriftサーバーを起動しておき、続いてdesktop/conf.dist/hue.iniファイルを編集して下記のコメントを外しておきます。
###########################################################################
# Settings to configure Hbase
###########################################################################
[hbase]
# Comma-separated list of HBase Thrift servers for
# clusters in the format of '(name|host:port)'.
hbase_clusters=(Cluster|localhost:9090)
Hueの開始
続いてHueを開始します。
$ build/env/bin/hue runserver
ブラウザからhttp://localhost:8000 にアクセスして下さい。
スクリーンショット集
Hue クイックスタート
Hue 2.4 ではウィザードが表示できないバグ(HUE-1313)がありましたが、このバージョンで修正されています。
HBaseアプリ:
GUIから新しいテーブルが作成できます
テーブル作成時にはカラムファミリーを複数指定できます(属性は指定できない)
テーブル一覧:(testtableが作成されていますね)
testtableテーブル(作ったばかりなので1行もない)
右下のボタンを押して、GUI上から行をPUTできる
2行追加後の表示。cf1:c1, cf1:c2, cf2:c1とputしてみました
特定の列ファミリーのみ(この例ではcf2)の表示は列ファミリーをクリックするだけ
特定の行を表示(この例ではr1行)
GUIから値の編集もできる(タイムスタンプが表示されているところに注目)
Cloudera Search
最後にSearchの確認。
Hue 2.4 では日本語(マルチバイト)の検索がうまくいかないというバグ(HUE-1386)がありましたが、このバージョンで修正されています。
「東京」でツイッターデータを検索してみました。正しく検索できていますね。
皆さんも是非試してみて下さい!
ところでこの後は何のアプリが増えるんでしょう?まだ登場していないエコシステムという点から考えると、Mahout、FlumeまたはSqoopアプリでしょうか?いずれにしても期待です!